「こけし」の由来はなに?歴史やおもしろ雑学を徹底調査!

「こけし」の由来はなに?歴史やおもしろ雑学を徹底調査!

「こけし」の由来を知っていますか?日本人にはなじみ深いようで、意外と知られていない「こけし」。由来や歴史、またこけしに関する雑学まで徹底調査していきます。「こけしについてよく知らない」「名前はわかるが家にはない」という方も、この記事を読み終わる頃にはこけしに興味が湧いているかもしれません。実は日本の歴史に深く関わっているこけし。その由来や伝統を見ていきましょう。

「こけし」の由来はなに?

「こけし」の由来は諸説あり、主に以下のことが挙げられます。

  • 木でできているから「木削子(こげし)」と表記された
  • 江戸時代の子どもたちの髪型である芥子坊主(けしぼうす)に似ていたから「小芥子(こけし)」と表記された

こけしは江戸時代後期に作られましたが、当時は全国各地で異なる呼び方をされていました。1940年ごろに、こけし職人や愛好家などが「名称を決めよう」ということで「こけし」に統一されたそうですよ。

【参考サイト:じゃらんnet

こけしが生まれた歴史

こけしは江戸時代後期に、温泉街のおみやげとして作られたのが発祥でした。主に子ども向けのおもちゃとして作られていたそうです。当時の子どもたちは、こけしに服を着せたりおんぶして遊んだり、人形遊びのように親しまれていました。

【参考サイト:岩下こけし資料館

一説では「子どもを消す」と書いて「子消し」という怖い由来があるとテレビ番組で報じられたことがありました。しかし、その情報を裏付ける文献は存在せず、根拠はないそうですよ。

こけしに込められた思い

こけしは、木材の素材を活かしながら色とりどりの染料を使って作られていました。当時、赤いインクを使った置物には「魔除け」や「縁起物」という意味が込められていました。そのため、こけしは「子どもの遊び相手」「子どもの幸せを守るおもちゃ」として知られるようになり、全国に広まっていったそうですよ。こけし自体も子どもをイメージしたような可愛らしさがありますよね。

大正時代からは大人向けにも

こけしは子どものおもちゃとして作られましたが、大正時代になると大人が部屋に飾るインテリアのように親しまれるようにもなりました。現在では企業や地域とコラボしてポップなデザインが生まれたり、伝統を重んじた渋いデザインが続いていたり、さまざまな顔を見せていますよね。

知ってる?こけしのおもしろ雑学

こけしには、おもしろ雑学があります。中でも興味深い雑学を3つご紹介します。

  • こけしは生きている!?
  • 北欧風のこけしがある!
  • 長いと完成まで数年かかる

天然木を使っているこけしは、長い時間をかけて少しずつ状態が変化していきます。気の性質で、黒い斑点が浮かび上がってくることがあるのだそうですよ。

メイドインジャパンのこけしは現在、北欧デザインのものも誕生しています。

そして「水木」という素材を使うこけしは、皮をむいてから2年ほど乾燥させるのだそう。1つのこけしを作るのに、長くて2年以上をかけているんですね。

まとめ

こけしの由来や歴史、雑学についてご紹介しました。こけしの由来や雑学を知れば、あなたも部屋のインテリアや子どものお守りにこけしが欲しくなるかもしれません。伝統的で重厚感のあるデザインも素敵ですが、現代風にアレンジされたキュートなこけしも魅力的ですよね!日本の伝統工芸品として海外でも注目されているこけし。一風変わったインテリアをお探しなら、こけしのラインナップを見てみてはいかがでしょうか?