メジャーからも大注目!WBC日本最年少・高橋宏斗について徹底調査!

メジャーからも大注目!WBC日本最年少・高橋宏斗について徹底調査!

侍ジャパンの優勝で幕を閉じた、ワールドベースボールクラシック2023。最年少、20歳で代表入りし、決勝のアメリカ戦でも投球した高橋宏斗選手が今注目されています!

今回は高橋宏斗選手について徹底調査しましたよ!

高橋宏斗のプロフィール

  • 名前:高橋宏斗(たかはしひろと)
  • 生年月日:2002年8月9日
  • 年齢:20歳(2023年4月現在)
  • 出身地:愛知県尾張旭市
  • 出身校:中京大学附属中京高等学校

WBCで大活躍した高橋宏斗選手。20歳ということもあり、プロでのキャリアは2023年でまだ三年目。一軍での活躍実績は2022年の一年間だけという中での代表入りでした。まだ活躍実績のなかった2022年の春季キャンプで紅白戦に登板した際には、映像を見たメジャーリーガーの前田健太選手が「中日の背番号19のピッチャー良くないですか?」とTwitterに投稿。話題になりましたよ。

高橋宏斗の経歴

小学二年生の時に野球を始める

二年生の時に地元の少年野球チーム「三郷ファイターズ」に入団し、野球を始めた高橋宏斗選手。そちらでは主に二塁手や遊撃手としてプレーしました。六年生の時にはドラゴンズジュニアのメンバーに選出され、二番遊撃手としてプレー。投手を始めたのは中学二年生の時、所属していた豊田シニアのチーム事情で転向してからですよ。

高校野球で無双

中京大中京へ進学した高橋宏斗選手は、二年生の時にエースとして愛知県高校野球選手権大会、秋季東海大会、明治神宮野球大会でチームを優勝に導きました。三年生の時は2020年でコロナウイルスの流行により甲子園大会は行われませんでしたが、愛知県独自大会で優勝、甲子園交流試合でも勝利し公式戦無敗でシーズンを締めくくりました。当時の球速は154キロを計測していましたよ。

中日ドラゴンズから単独一位指名を受ける

一時は兄の母校である慶應義塾大学環境情報学部へのAO入試での進学を希望していた高橋宏斗選手。しかしそちらが不合格となり、プロ志望届を提出することに。結果、2020年のドラフト会議で中日ドラゴンズから単独1位指名を受け、入団することとなりました。背番号は19、これは同年に引退した中日ドラゴンズの往年のエース、吉見一起選手の背番号を引き継いだ形になります。

プロ一年目は苦戦

ルーキーイヤーとなった2021年シーズンは、3月27日のウエスタンリーグ阪神タイガース戦で公式戦初出場。一イニングを登板予定でしたが2/3回を4安打3失点と打ち込まれてしまい、投げ切れずに降板。一年間で二軍戦14試合に登板、34.2回を投げ防御率7.01、0勝5敗と苦しみ、一軍デビューもありませんでした。

二年目にして大ブレイク!

前年から一転、2022年シーズンは春季キャンプから開幕まで一軍で走りぬいた高橋宏斗選手。3月30日の横浜DeNAベイスターズ戦で先発を務め一軍デビューすると、4月7日、デビュー二戦目の東京ヤクルトスワローズ戦で6回6安打3失点、プロ初勝利を挙げました。7月7日の試合では中日ドラゴンズの日本人選手として歴代最速となる158キロを記録、8月には月間防御率0.89、21奪三振で木下拓也捕手と共に月間最優秀バッテリー賞を受賞しました。

シーズン通して19試合に登板した高橋宏斗選手。打線の援護に恵まれない試合も多く、6勝7敗と負け越したものの、116.2イニングを投げて防御率2.47は高卒二年目投手としては素晴らしすぎる成績でした。奪三振数は134、これはリーグ3位という優秀な数字でしたよ。

WBCでは3試合に登板

2023年に開催されたワールドベースボールクラシックでは、侍ジャパンの選手として史上最年少で選出、高卒3年目の選手の代表入りは第2回の田中将大選手以来でした。1次ラウンドでは韓国戦、オーストラリア戦の二試合で9回に登板。韓国戦では三者凡退で試合を締め、オーストラリア戦では先頭打者にソロホームランを許すも、後続を断って試合を締めました。

決勝戦のアメリカ戦では5回表に3番手として登板、2安打を浴びるも無失点に抑え、優勝に貢献しましたよ。この活躍をもって、高橋宏斗選手はメジャーリーグからも注目される存在となりました。

優勝の裏で悲しい珍事も

WBCを優勝した侍ジャパンは、その後シャンパンファイトを行いました。世界一の面々が勝利の美酒に酔ったのですが、なんとアメリカでは飲酒可能なのは21歳から。20歳の高橋宏斗選手は現地の法律の影響で参加することができませんでした。

選手としての特徴

最速158キロのストレートと空振り率33%を記録したスプリットなど、多彩な変化球を武器に空振りを奪い三振を量産します。中日ドラゴンズでは、1990年に与田剛さんが157キロを記録してから長らくその壁を破る選手はいませんでした。32年振りにその数字を更新したのが高橋宏斗選手。しかも先発での記録更新となっており、如何に高橋宏斗選手が中日ドラゴンズの歴史の中で特出した存在であるかが分かりますね。

高橋宏斗選手本人もストレートへのこだわりは強く、入団当初から「160キロ超えを目指す」と公言しています。現在20歳で選手としての伸び代がまだまだ期待される高橋宏斗選手、160キロを記録する日も近いかもしれませんね。

最後に

今回はWBCで活躍した高橋宏斗選手について徹底調査しました。

これからの中日ドラゴンズを背負っていくであろう若きスターター、高橋宏斗選手。いずれはメジャーリーグで投げる姿も見られるかもしれません。