【全日空】ANAのTikTokが最近話題となっている件について

【全日空】ANAのTikTokが最近話題となっている件について

SNSを活用した企業の広報活動は、もはや当然のように行われている昨今。TwitterやInstagramでは、多くの企業アカウントが各社独自の戦略でユニークな投稿を行っています。一方で、直接的な購買力のない中高生ユーザー・Z世代が多いとされるTikTokに進出している企業は多いとは言えません。そんな中で、最近ANAのTikTokが「なんか面白い」とZ世代を中心に話題となっています。

ANA【公式】TikTokアカウントについて

  • アカウント名:ana_allnipponairways
  • アカウント開設:2021年7月
  • フォロワー数:158,200人(2022年7月現在)

ANA(全日本空輸)は、既存のFacebook、Twitter、Instagramアカウントに加えて、2021年7月にTikTokアカウントを開設しました。従来のイメージと一線を画すコミカルな動画投稿が話題を呼び、アカウント開設から半年でフォロワー6万5,000人超え。開設から1年経過した現在では、約16万人のフォロワーを抱える日本で人気のTiktokerとなっています。

TikTokアカウント開設の2つの目的

直接的な購買力のないZ世代のユーザーが多いTikTokは、企業のSNS戦略に活用されている事例はなかなかありません。そんな中で、ANAがTikTokに公式アカウントを開設した目的は一体何なのでしょうか?

若年層のANAファンを増やす

一番の目的は、若年層のANAファンを増やすことにあるようです。「将来のお客様やスタッフになるのはZ世代」ということで、Z世代が主に動画をコミュニケーションツールとして用いていることに着目し、アカウント開設に至ったそう。ANAという会社を身近に感じてもらうため、ビジネス寄りではない手作り感のある動画作りを心がけ、制服姿の社員が音楽に合わせて踊る“TikTokらしいバズった”動画や受託手荷物の制限品、羽田空港でのスターフライヤー運航便の発着ターミナル変更について寸劇で紹介する動画などが投稿されています。

若年層と見られるユーザーからは、「楽しく活き活きとした会社なんですね」や「お茶目な一面が見られてほっこりした」といったコメントが寄せられているようですよ。

コロナ禍で空いてしまった利用者との間をつなぐ

また、コロナ禍で飛行機を利用する機会が圧倒的に減ったこともANAのSNS戦略の強化の要因となっているようです。利用者との距離が空いてしまったので、動画を通じて距離を縮めようと、ランプエリアから撮影した飛行機の離陸シーンや、新たに導入したサービスの紹介動画なども投稿しています。

最後に

最近では、ANA公式InstagramでCAの制服を着たAKB48のメンバーとのコラボ動画(TikTok 曲風のリール)が炎上していますが、それも人気の裏返しでしょう!今後もANAのSNS戦略に注目です!!