小学生もインターネットを活用する時代。個人情報の取り扱いを間違うと被害者だけでなく、加害者にもなってしまう可能性があります。
そこで今回は、個人情報が漏洩するとどうなるのかについてご説明します。知らぬ間にサイバー犯罪に巻き込まれてしまわないように、社会人として個人情報漏洩の防ぎ方も確認していきましょう。
目次
個人情報漏洩の原因やその影響は?
個人情報が漏洩すると、情報がダークウェブで売買されることや架空請求の被害に遭うなど、様々な被害が考えられます。ここでは、漏洩の原因や影響について確認していきましょう。
個人情報が漏洩する原因
個人情報漏洩とは、個人を特定することができる情報を保有者の意図に反して流出することです。具体的に漏洩する原因として考えられるのは、下記のパターンです。
- 誤操作による流出
- 紛失・置き忘れ
- 不正アクセス
- コンピュータウイルスの感染 など
特に誤操作の場合、メールの宛先を間違えるなどのうっかりミスで、個人情報を流出してしまうことが少なくありません。うっかりミスであっても、損害賠償を請求される可能性がありますので気をつけましょう。
個人情報漏洩の影響
個人情報の漏洩で考えられる影響は、漏洩された個人情報がダークウェブで売買されることやSNSの乗っ取りなどが考えられます。また、クレジットカード番号や銀行口座に関する情報が流出した場合、金銭的な被害が生じることもあります。
個人情報の漏洩により迷惑メールや架空請求などが頻繁に届くようになると、精神的にも追い詰められる原因になりかねません。
個人情報の漏洩を防ぐ3つの方法
個人情報の漏洩を防ぐには、事前に対策をしておくことが必要です。対策方法として有効な3つの項目を確認していきましょう。
紛失・置き忘れに気を付ける
携帯電話やパソコンなどの機器には、所有者の情報だけでなく知人や家族の情報まで、様々なデータが記録されています。紛失や置き忘れによって、悪意のある第三者から攻撃を受けることもありますので、日頃から気を付けるように心がけましょう。
セキュリティソフトウェアを利用する
セキュリティソフトウェアを使った、セキュリティ 対策を行いましょう。セキュリティソフトウェアを使用することで、使っている機器がウイルスに感染しているかどうかを確認することができます。他にも、危険なサイトにアクセスするときに警告を出す機能もありますので、ウイルス感染を避けることができます。
定期的なパスワードの更新を行う
パスワードを定期的に更新することで、パスワードを予測しづらくする効果があり、万が一パスワードが漏れてしまったときの対策になります。
個人情報が漏洩してしまったらどうすればいい?
個人情報 盗まれたかも・・・。そんな時は、二次被害を防ぐために行動をする必要があります。早急に対応することで、被害の拡大を防ぎましょう。
IDやパスワードの変更
SNSやショッピングサイトのアカウントのIDやパスワードが流出した場合、管理者に連絡した上で別のアカウントまで乗っ取られてしまわないように、IDやパスワードを変更しなければいけません。
IDやパスワードを使いまわしていると、1つのアカウント情報が流出したときに他へ被害が広がるのが早くなってしまいます。そのため、IDやパスワードは使い回しをしないように気をつけましょう。
銀行口座・クレジットカードの停止
銀行やクレジットカードの情報が流出した場合、なるべく早く停止するようにしましょう。放っておくと、金銭面で被害に遭うリスクが高まります。
また、銀行口座やクレジットカードは通帳や取引明細を定期的にチェックし、不審な点がないか確認するようにしましょう。気づかぬうちに情報が漏れていたということもありますので、大きな被害を受けてしまう前に日頃から確認する癖をつけておくと良いでしょう。
知人・家族へ連絡
携帯電話を落としてしまったり、SNSを乗っ取られたりした場合、中に記録されている第三者のデータも悪用されてしまう可能性があります。遠隔でのデータ削除や、SNSの管理者に問い合わせてアカウントを削除できれば良いのですが、その前に持ち主を名乗って接触してくる可能性がないとは言えません。そのため、先に知人・家族へ連絡しておくことが望ましいでしょう。
まとめ
コンピューターウイルスの感染だけでなく、紛失・置き忘れなどの人為的ミスによって個人情報漏洩が発生する可能性もあります。意図せず加害者になってしまうこともあり得ますので、日頃から気をつけて生活を送るように心がけましょう。