「日本アニメ」は世界中の幅広い年齢層に支持されており、クールジャパンの象徴となっています。長いおうち時間を過ごす間に、気になるアニメシリーズを一気に視聴した方も多いのではないでしょうか。その中でもNetflix アニメはオリジナル要素が高く種類が豊富でクオリティが高いと評判になっています。今回はNetflixランキングでも上位に食い込んでくる大人向けのアニメ作品を3つ紹介していきます。
目次
『攻殻機動隊SAC＿2045』
あらすじ
2045年、AIが爆発的に進化し「持続可能戦争（サステナブル・ウォー）」が各地で勃発する近未来の日本。傭兵として活躍する元“公安9課”のサイボーグ・草薙素子をはじめとする仲間たちが、「ポスト・ヒューマン」と呼ばれる驚異的な知能と身体能力を持つ超人との戦闘に巻き込まれていく。
作品概要
『攻殻機動隊SAC_2045』は、2020年4月からNetflixで配信されたWebアニメ作品です。海外でもファンが多い攻殻機動隊シリーズ初のフル３DCGとなり、近未来来の描写の迫力が増しました。映像美のみならず、クリエイティブ音楽集団「ミレニアムパレード」が楽曲を担当し、よりスタイリッシュになった今作。前シリーズを手掛けた神山健治氏、映画『APPLESEED』の荒巻伸志氏が共同制作し、映画『新聞記者』『ヤクザと家族』の監督・藤井直人氏が構成を担当しました。
ネット炎上や移民問題などタイムリーな社会問題も盛り込まれていて見ごたえがあります。新たなシーンを加えた劇場公開版の総集編『攻殻機動隊SAC_2045持続可能戦争』が2022年5月9日、シーズン2が5月23日からNetflixで配信予定となっており、ファンは期待に胸を膨らませています。
『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』
あらすじ
古代ローマ帝国の社交場である大衆浴場。その設計を担う浴場技師のルシウスは、アイデアの古さから設計事務所を解雇されて窮地に陥っていた。ある日、突如浴場で起こった急流に巻き込まれ現代日本の銭湯へタイムスリップしてしまう。日本の銭湯文化にカルチャーショックを受けたルシウスは、タイムスリップを繰り返して斬新な銭湯のシステムをローマに持ち帰り、日本の風呂文化を広めていくことになるのだが・・・。
作品概要
ヤマザキマリ氏の同名漫画が10年ぶりにアニメ化され、「ノヴァエ（＝新しい）」として蘇りました。2012年には阿部寛さん主演で映画化もされた人気作品ですが、今作も原作に忠実な作りで笑わせてくれます。今回は原作者のヤマザキ氏が構成に加わり、描き下ろしとしてルシウスが浴場技師を目指すようになった少年時代のエピソードと、江戸時代の日本にタイムスリップしてしまうエピソードが追加されています。ローマの文化と日本の文化の違いに真面目に向き合うルシウスが可愛らしくて思わず笑ってしまう場面や、浴場のホカホカした描写に日頃の疲れが癒されるような感覚になる作品です。日常生活の中で銭湯を利用することの多かった大人世代の方にとってはノスタルジックな気分に浸れるのではないでしょうか。2022年3月28日よりNetflixで順次配信されています。
『TIGER＆BUNNY（タイガー＆バニー）』
あらすじ
様々な人種や民族、特殊能力者たちが共存する都市シュルテンビルト。そこではNEXTと呼ばれるヒーローたちがスポンサーのロゴを背負い、企業のイメージアップとヒーローポイントを稼ぐため人命救助や事件解決のために活躍していた。うだつの上がらない落ち目のサラリーマンヒーロー・鏑木虎徹は、生意気な新人ヒーローのバーナビー・ブルックスJr.とコンビを組み数々の事件に立ち向かっていく。
作品概要
2011年に毎日放送系列で放映された『TIGER＆BUNNY』は、2022年4月8日よりシーズン2が『TIGER＆BUNNY２』としてNetflixで配信されています。劇場公開もされており、海外でもファンが多い作品が11年ぶりに復活したと話題になっています。各ヒーローたちに実在する企業のスポンサーがついているという宣伝効果を狙った新しい試みのあるアニメで、面白いマーケティング戦略が取り上げられがちですが、ストーリーも人間味のある内容で引き込まれます。1980年代に「ウイングマン」で人気を博した桂正和氏がキャラクター作画を担当しており、レトロ感漂う雰囲気も見どころの一つです。
まとめ
今回は大人向けのNetflix おすすめのアニメ作品を3つ紹介しました。紹介したアニメ以外にも数多くの魅力的な作品が続々と配信されていますが、攻殻機動隊シリーズの最新シーズンが配信されることで、全世界が日本アニメの面白さにますます魅了されることでしょう。この機会に質の高いアニメを一気見して、おうち時間を満喫しましょう！
