アニメ版2期が放映されて以降、益々高い人気を獲得している薬屋のひとりごとですが、アニメから漫画を読もうとした人は疑問に思ったはずです。薬屋のひとりごとの漫画が二種類発売されているのはなぜかと、そこでこの記事では薬屋のひとりごとの漫画に関する情報を紹介しています。
2種類あってどちらを読んだらよいか分からない人にも分かりやすく解説しているので、薬屋のひとりごとの漫画を読みたいと思っている人はぜひご覧になってください。
目次
薬屋のひとりごとの漫画が二種類ある理由
薬屋のひとりごとの漫画は二種類ありますが、スピンオフも含めれば三種類あるので、なぜ全部まとめないのかと疑問に思う人もいるかと思います。その疑問に答える前に、皆さんは薬屋のひとりごとのジャンルをどのように捉えていますか?恐らくラブコメと答える人と、推理物と答える人がいるかと思います。アニメ版では推理シーンとラブコメシーンが巧みに分けられながら描かれていましたが、漫画版の場合はそうはいきません。
漫画はアニメのように動きが無く、細かく描写しようとするなら、ジャンルを1つに絞ったほうが読者も分かりやすいでしょう。しかし、薬屋のひとりごとに対する需要が複数に分かれているのも事実なので、より多くの読者に満足してもらうために、2種類の漫画を制作したものと思われます。
ラブコメ色が強いのはどちらの薬屋のひとりごと?
月刊ビッグガンガンから発売された薬屋のひとりごとの漫画は、ラブコメとして描かれている傾向が強いです。作者ですら薬屋のひとりごとの漫画が二種類存在するのはなぜと疑問に思ったこともあったようですが、元々原作ではラブコメも推理物も両方組み込まれた上で執筆されているので分ける必要もないのではと疑問に思います。
しかし、実際薬屋のひとりごとの漫画を両方とも読んでみると、分けられた理由が分かった気がします。特にそれを感じたのがねこクラゲ先生の作画で、水墨画のような優しいタッチで登場人物を描いてくれています。そのため、少女漫画のような世界観でラブコメを楽しめるので、推理物のような鋭い世界観が苦手な人でも読めるのではと感じました。
推理小説のような世界観を感じられるのはどちらの薬屋のひとりごと?
倉田三ノ路先生が作画を担当した薬屋のひとりごとの漫画は、推理小説のような鋭い世界観を感じたい人におすすめの作品です。一番大きなポイントとなっているのは、キャラクターの目の書き方です。最初は薬屋のひとりごとの漫画を二種類もなぜ発売するのかと疑問に思いましたが、倉田三ノ路先生のほうがクラゲ先生よりも目の書き方が鋭いように思えました。
特に猫猫の目の書き方でそれを感じ、まるで本物の猫が獲物を狙っているかのような鋭さです。そんな鋭い視線のキャラクターが何人も登場するので、世界観全体が鋭くて推理小説のような緊張感を感じることができます。
全巻セットが安いのはどちらの薬屋のひとりごと?
2025年現在までに発売された薬屋のひとりごとを全巻買った場合、安いのはビッグガンガンコミックスから発売されている漫画です。定価はサンデーGXコミックスもビッグガンガンコミックスも同じですが、発売されている巻数はビッグガンガンコミックスのほうが少ないです。ただし、薬屋のひとりごとはまだ完結しておらず、漫画版がどこまで描かれるのかも分かっていないので、全巻セットが安い漫画は暫定情報であることを十分に留意してください。
薬屋のひとりごとの漫画が先に完結するのはどっち?
薬屋のひとりごとの漫画を読むなら先に完結するほうを読みたいという人には、サンデーGXコミックスをおすすめします。2025年10月現在では、サンデーGXコミックスが20巻まで発売され、ビッグガンガンコミックスは15巻までしか発売されていません。同じ薬屋のひとりごとの漫画なのに二種類でなぜ発売速度が違うかというと、共に月刊雑誌に収録されている作品ですが、物語の展開はサンデーGXのほうが早いからです。
恐らく作者の執筆速度による影響かと思われますが、もしかしたら契約上そういう展開速度になっているのかもしれません。
両方読まないと完結しないの?
薬屋のひとりごとの漫画が二種類もあると、なぜ両方とも買わなくちゃいけないんだと思う人は安心してください。ビッグガンガンとサンデーGXの両方を買わなくても薬屋のひとりごとの漫画は完結するようにできています。
ただし、共に細かいシーンが収録されていない場合があるので、原作シーンを全て漫画でも読みたいという人は両方読むことをおすすめします。
人気の薬屋のひとりごとはどちらの漫画?
クラゲ先生が作画を担当した月刊ビッグガンガンの薬屋のひとりごとのほうが人気だと思います。その理由はアニメ版の薬屋のひとりごとにあると分析しています。アニメ版の薬屋のひとりごとは、猫猫が興味のあるものに遭遇すると、猫目になって探ろうとしています。しかし、倉田三ノ路先生の猫猫は最初から猫目気味なので、猫猫のコミカルな部分を描き切れていないように見えました。
筆者がアニメ版から薬屋のひとりごとを知った影響もあると思いますが、個人的にはクラゲ先生の画風は凄く優しいタッチで好きですし、ビッグガンガンの薬屋のひとりごとの方が人気があるようです。もちろん倉田三ノ路先生の薬屋のひとりごとにも良さはあります。猫猫が真剣に推理している姿や医療シーンは、鋭い画風のほうが臨場感を感じられます。
したがって、薬屋のひとりごとの漫画が二種類もあってなぜ読者を迷わせるようなことをするんだと感じている人は、表紙の絵で決めることをおすすめします。
薬屋のひとりごとのスピンオフを紹介
薬屋のひとりごとの漫画は、二種類もなぜあるのかと疑問に思うのに、三種類目があると思うと出費の関係から敬遠してしまいますよね。しかし、スピンオフとして発売されている薬屋のひとりごと外伝小蘭回想録は、原作を小蘭視点で描いている作品なので、原作の本筋にそれほど関わっていません。しかし、小蘭が氷を落としてアイスクリームを作るときのシーンなど、アニメでも原作でも小蘭が主役のストーリーはいくつもあります。
そのため、薬屋のひとりごとの物語の裏側が知りたい人だけ読むことをおすすめします。なお、単行本1巻は2025年11月25日に発売予定です。
まとめ
薬屋のひとりごとの漫画は、知らない人が見ると二種類もなぜあるんだと疑問に思うこともありますが、理由は公式に公開されていません。しかし、作画が違うので没入できる世界観が大きく違うため、ラブコメが読みたい人は、ビッグガンガンがおすすめですし、推理小説のような鋭い世界観が好きな人はサンデーGX版がおすすめです。
ちなみに人気が出ているのはビッグガンガン版なので、表紙を見て好きな漫画を最初は読んでみて、気になったらスピンオフやもう片方の漫画を読んでみることをおすすめします。