エンジェル伝説の打ち切りの理由は?アニメがどこで見れるかも解説

エンジェル伝説の打ち切りの理由は?アニメがどこで見れるかも解説

人気漫画『エンジェル伝説』には、OVAとして制作されたアニメ版が存在します。

しかし、その内容や視聴方法については謎が多く、「打ち切りだったのでは?」と疑問に思う方も多いようです。

この記事では、『エンジェル伝説』が打ち切りと言われる理由や、アニメ版が現在どこで見られるのかについて、詳しく解説します!

『エンジェル伝説』アニメ版の基本情報

まず、『エンジェル伝説』のアニメ版がどのような作品だったのか、基本的な情報を確認してみましょう。

このアニメは1996年に「東映Vアニメ」として制作された、OVA(オリジナルビデオアニメーション)作品です。

テレビ放送用のシリーズではなく、ビデオ販売やレンタルを主目的としていました。

詳しい概要は以下の表にまとめます。

アニメ『エンジェル伝説』 概要

項目内容
制作年1996年
形式OVA(オリジナルビデオアニメーション)
話数全2話
エピソードACT.1「最『恐』顔フェイス登場!!」

ACT.2「伝説の幕あけ!!」

制作東映ビデオ
発売日1996年9月13日 (ACT.1, ACT.2が同日)

『エンジェル伝説』が「打ち切り」と言われる理由は?

ファンの間では「打ち切り」という言葉が使われることもありますが、公式に「打ち切り」と発表された事実はありません。

しかし、当時の状況や作品の形態から、なぜ「打ち切りでは?」と感じられてしまうのか、いくつかの要因が推測されています。

「打ち切り」と噂される主な要因

噂される要因具体的な内容
アニメが2話のみ・1996年当時としても、全2話での終了は異例と捉えられた

・人気作品であれば、続編や第2期が期待されるため、それがないことも要因

中途半端な内容・アニメ版は原作コミックスの約1巻分、序盤のエピソードのみが描かれている

・物語の重要なヒロインが登場する前に終わってしまっており、続きを期待していたファンには物足りない内容だった

OVAという形式・OVAはテレビアニメと異なり、ビデオの販売本数が続編制作の判断に直結しやすい傾向がある

・当時の知名度や採算の面から、続編が作られなかった可能性が考えられる

サジェストワードの影響・現代において、『エンジェル伝説』と検索すると「打ち切り」という関連ワードが表示されることがある

・これを見た人たちが「打ち切りだったんだ」と認識し、噂が広まった可能性もある

1990年代は、作者がSNSなどで情報を発信する機会も少なかったため、制作が終了した明確な理由は公式に明らかにされていません。

これらの要因が複合的に絡み合い、「打ち切り」という印象に繋がってしまったと考えられますね。

アニメ『エンジェル伝説』はどこで見れる?

「幻のアニメ」とも呼ばれる本作ですが、現在視聴する方法はあるのでしょうか。

結論から言うと、視聴はかなり難しい状況です。

主要な動画配信サービスでの状況

残念ながら、現在、日本の主要な動画配信サービス(サブスク)では『エンジェル伝説』のアニメ版を視聴することは難しいようです。

動画配信サービス配信状況
DMM TV配信なし
U-NEXT配信なし
Netflix配信なし
Hulu配信なし
Amazonプライムビデオ配信なし (※)
dアニメストア配信なし
Lemino配信なし
ABEMA配信なし
FOD配信なし
TSUTAYA DISCAS配信なし

(※表内の情報は調査時点のものです)

(※Amazonプライムビデオではストリーミング配信はありませんが、中古DVDの販売が行われている場合はあります)

このように、多くのサービスで配信が行われていません。これは、1996年のOVA作品であり、配信権の更新が行われていないことなどが背景にあると考えられます。

DMM TVなどアニメに力を入れているサービスもあるため、今後の再配信に期待したいですね!

視聴できる可能性がある方法

主要なサブスクでの視聴は難しいですが、以下の方法であれば視聴できる可能性があります。

アニメ専門チャンネル「AT-X」

アニメに特化したサブスクサービス「AT-X」で視聴できるという情報もあります。

AT-Xへの加入は、

  • スカパー!
  • J:COM
  • ひかりTV

などを通じて行うことができます。

2. 物理メディア(DVD/VHS)を探す

もう一つの方法は、中古市場でDVDやVHSといった物理メディアを探すことです。現在は新品での入手は困難ですが、中古であれば見つかる可能性があります。

アニメ版の魅力と原作との違い

わずか2話で完結しているアニメ版ですが、どのような内容なのでしょうか。

作品の魅力は「ギャップが生むコメディ」

『エンジェル伝説』最大の魅力は、なんといっても主人公・北野誠一郎の強烈なギャップです。

  • 外見:悪魔のように恐ろしい顔立ち。
  • 内面:天使のように純粋で、非常に善良・礼儀正しい。

このギャップのせいで、彼は転校早々「不良のボス」と誤解され、様々なトラブルに巻き込まれます。

本人は平和を望んでいるだけなのに、無意識に発揮される高い身体能力(相手の攻撃を無意識に受け流す、無我夢中で突き飛ばした相手が気絶する等)によって、周囲の誤解がさらに深まっていく様子がユーモラスに描かれています。

原作漫画との違い

アニメ版は全2話という限られた尺のため、原作漫画とは異なる点もあります。

比較項目アニメ版の特徴
ストーリー・原作コミックスの約1巻分(ACT.1~ACT.2)が中心です

・ごく初期のエピソードを、テンポ重視の構成でまとめています

カットされた要素・原作にある長編エピソードや、細かいギャグシーンの多くはカットされています
アニメならではの演出・北野誠一郎の独特な表情や動きが、アニメーションとして視覚的に表現されています

・コミカルな掛け合いも特徴です

声優陣の熱演・北野誠一郎役の飛田展男さんをはじめ、実力派声優陣の演技がキャラクターに命を吹き込んでいます

当時のファンからは、「短いながらも原作の雰囲気を再現している」「アニメ化された北野が見られて満足」といった肯定的な声がある一方、「全2話では物足りない」「原作のギャグがカットされていて残念」といった、話数の少なさを惜しむ声も多く聞かれました。

アニメの続きは原作漫画で!

アニメ版で描かれたのは、壮大な物語のほんの序章にすぎません。「続きが気になる!」「もっと『エンジェル伝説』の世界に浸りたい!」という方には、原作漫画がおすすめです。

原作漫画は全15巻(文庫版は全10巻)で、すでに完結しています。アニメでは描かれなかった北野誠一郎のさらなる成長や、仲間たちとの友情、長期的な物語の展開をじっくりと楽しむことができます。

現在は、電子書籍サービス(ピッコマ、コミックシーモア、めちゃコミックなど)で試し読みや購入が可能です。もちろん、書店で紙のコミックス(コンパクトな文庫版もおすすめです!)を探すのも良いですね。

まとめ

今回は、『エンジェル伝説』が打ち切りと言われる理由や、アニメ版の視聴方法について詳しく解説しました。公式な打ち切り発表はありませんでしたが、全2話という短さや中途半端な内容から、ファンの間で噂が広まったようです。

ぜひこの記事を参考に、幻のアニメ版や、完結済みの原作漫画で楽しんでくださいね!